真庭エコ・ディーゼル燃料事業
湯原町旅館協同組合(真庭市湯原温泉)と共同で2005年11月にスタートした廃食用油リサイクルの取り組みです。湯原温泉の旅館などから排出される使用済みの天ぷら油からBDFを精製します。精製されたBDFは、湯原温泉各旅館の送迎用車両の燃料として2006年春より実用化を開始、環境にやさしい温泉を全国にPRしています。
湯原温泉は自然に湧き出す温泉があったから栄えてきました。
沸かす必要も動力を掛けて引き上げる必要もない「ゼロエミッション」の温泉は、湯原の宝なのです。地上に降った雨が長い年月を掛けて地中深く浸透しマグマで暖められて噴出してくる温泉。酸性雨や土壌が汚染されればいずれは温泉にも影響が出てくるかも知れません。
環境浄化に役立つこの真庭エコ・ディーゼル燃料事業は、温泉を通じて人の癒しの場を提供する我々の勤めだと思うのです。
プチホテルゆばらリゾート オーナー 古林 伸美 氏
関連リンク 湯原町旅館協同組合のBDF事業が東京ビッグサイトで開催された「低炭素杯2014」において一般審査員特別賞受賞!(2014年2月15日)
関連リンク 湯原町旅館協同組合のBDF事業が平成25年度地球温暖化防止活動 環境大臣表彰(対策活動実践部門)を受けました!(2013年12月4日)
ビッグベン・ロンドンタクシー
今回のプロジェクトにご協力いただいている「プチホテルゆばらリゾート」の送迎車として 2005年12月にお目見えしたのがこちらのビッグベン:ロンドンタクシーです。上品かつ重厚な黒いボディ。走行中、停車中にかかわらず、どこにいても注目を集める圧倒的な存在感。BDFで走行可能なディーゼル車両で、真庭エコ・ディーゼル燃料事業にとどまらず、湯原温泉のシンボリックな存在として温泉街を走り抜けています。
このロンドンタクシーのみならず、真庭エコ・ディーゼル燃料事業で、旅館送迎用バスなどBDFを使用して走行している車両にはこのステッカーが貼られています。
BDF給油スタンドの完成
BDFの給油ステーションが2009年4月に完成し、稼働しています。給油設備は岡山県と真庭市が木質バイオエタノール混合ガソリン・E3の社会実験のため使用していたタンク一体型給油ポンプを再利用し、真庭市からの一部補助を受けて整備されました。軽油の代替燃料として、湯原温泉郷の各旅館の送迎車を中心に真庭市内でおよそ20台の車両に使用されています。
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